メイセイオペラ産駒 初勝利によせて

 メイセイオペラ産駒が、今日、待ちに待った初勝利を挙げました。その馬の名はヒラカツオペラ。園田競馬に所属する栗毛の女の子です。
 スピードで押し切るレースではなく、中団に控えて3コーナーから捲くって勝った内容に、なかなかのセンスを感じました。
 まず、ヒラカツオペラの関係者の皆様に心からお祝い申し上げます。

 アロマセラピーの岩手でのデビューから3ヶ月。その間に11頭が延べ22回目、出走していました。その間に2着が1回、3着6回。出走頭数は比較的少ないとはいえ、掲示板に載ったのは合計11回。
 それでも、初勝利には時間がかかったような印象を覚えます。それは私たちが、生まれたときから注目を集めている良血馬が、勝って当然とのごとく新馬戦で勝ちあがっていくのばかりに注目してきたからかもしれません。
 そして、そういったことは競馬の一部の話でしかなく、競馬の大部分は関係者の方々の計り知れない努力と、ほんの少しの運命のいたずらで勝ち名乗りを挙げていく馬たちで成り立っているのではないかなと思います。
 これまでの3ヶ月間、多くの産駒の走りを見てきた中で、私が感じたところです。

 「運命とは、努力した人に偶然という橋をかけてくれる」

 これは、最近借りて見たある映画に出てきた印象的な台詞なのですが、初勝利を目にした余韻に浸りながら、私はこの台詞を思い出しました。
 確かに、先ほど書いた、関係者の方々の努力とこの勝利という結果についても、この台詞は当てはまるのかもしれません。
 ですが、私がこの場に居合わせることができた偶然に思いを致すと、この台詞が活き活きと心に染みてくるようでした。
 もちろん、私が何か努力をした結果、この1勝があるわけではありません。そんな失礼なことを一瞬でも思ったわけでないのも当然です。

 このサイトは「メイセイオペラ産駒情報」とタイトルを掲げていますから、初勝利の瞬間にぜひ私が立ち会って、それを皆さんにお伝えしたいと常々思っていました。
 それでも、私の行動範囲は園田か、資金と相談してせいぜい東海地区。やはりそれはかなわないのかな、とも思っていたところです。
 しかし、こうして私がこの初勝利に立ち会って、その瞬間を写真に収め、その感動をサイトを通じて皆さんに伝えることが実現しました。
 自分でサイトに関して「努力した」なんて言えたものではないですが、忙しい時期にサイトの復活が重なったり、大変なこともなかったわけではありません。直線に向いて先頭に立つ姿を見たときには心臓が高鳴りましたし、レースを回顧しながらこみ上げるものもありました。
 この感動が「偶然という橋」の向こうにあったものなのかな、と思いました。

 初勝利を挙げたヒラカツオペラは今後、これからはトップクラスに編成され、厳しい戦いが続くと思われます。
 それでも、これまでの戦いの軌跡がそうだったように、一歩一歩力を付け、また大仕事をやってくれると期待しています。

(2004.8.5)